年末年始の営業について

今年も大変お世話になりました。

本年度は12/31〜1/3までお休みを頂戴する予定です。メールについては随時返信いたしますので、問い合わせやお見積もり依頼は気にせずご連絡ください。新規開発や、修正対応についてはベストエフォート対応になります。

来年も皆様にとって良い一年となることをお祈りしております。

MT5がなかなか普及しない理由

以前、今後MT5が主流になっていくという記事を書きました。しかし、各ブローカーでは未だにMT4が取り扱われており、ご依頼の中心もMT4がまだまだ多いです。なぜこういう状況なのかを今日は私なりの見解をご紹介します。

その理由はズバリ、MT4 とMT5の開発のしやすさにあります。端的に書くと、MT5はMT4と比較して、1.5倍くらいの作業量がかかってしまいます。具体的には注文の扱い方や、EA、インジケーターの読み込みの仕方の違いもあります。

それが原因で世界中のプログラマがMT5への移行をしづらい状況にあり、MT4にはあるがMT5では使えないというインジケーター、EAが山程あります。それが原因で未だにMT4が根強い人気を誇っている理由の一つだと思います。

今後、MT5がどういう開発方針となるのかわかりませんが、MT4の資産がそのまま使えるような互換性をいれるか、開発言語にmql4、厳密には同等のAPIを利用できるようにしないとなかなかもう1段階の移行は進まなさそうです。

しかし、MT4自体の開発はすでに停止しているのは御存知の通りで、今後新しい機能はMT5にしか入りません。緩やかではありますが、今後確実にMT5が主流になっていくとは思いますので、引き続き開発の動向を見守っていきたいと思います。

当方ではMT4はもちろん、MT5も差額なしでご依頼を受けることができますので、MT5をご希望の場合はお見積り時にその旨お申し付けください。

経済指標に合わせて自動でEAを停止、開始する

テーパリングが目前に迫った昨今、今後市場にはかなりボラティリティが生まれることが予想され、EAを運用されている場合、ご心配なことが多いかと思います。本日は経済指標発表にあわせて、事前にEAを全自動で停止、開始する機能について紹介します。

機能としては、経済指標の強さや、通貨によってフィルタリングされた情報を元に、指定X分前にEAの取引を決済、もしくはエントリーだけ停止し、経済指標の発表後Y分経過後にEAの取引を再開するというような機能です。

実装としては非常にシンプルなのですが、EAの弱みである、ファンダメンタルによるリスクをある程度緩和することができます。

テーパリングのみならず、アフガン情勢など含めて、新型コロナウィルスが巻き起こす世界の混乱はまだまだ続きそうです。こういったときは非常にリスクが高いですが、逆に多くのチャンスもあります。そういったチャンスに無理をしないような実装としてご検討いただくと良さそうです。

経済指標に気をつける

昨今テーパリングのニュースもあり、FXにおいても経済指標に対してかなり注意が必要な局面になってきました。この場合に、EAの運用で取れる戦略は大きく分けて2つです。

  1. NY時間に基本的にはEAを停止する
  2. 主要経済指標の前後でEAを停止する

まず「NY時間に基本的にはEAを停止する」については良くも悪くも現在はアメリカを中心に経済が回っているので、自ずと重要な経済指標の多くはNY時間で発表されます。それを利用して、NY時間の前にトレードを終えてしまうという戦略です。メリットは実装や、運用がシンプルになるので、費用、運用負荷でメリットがありますが、NY時間のボラティリティの高い時間に取引が出来ないので、機会損失というデメリットがあります。

次に、「主要経済指標の前後でEAを停止する」については、どこかのサイトから経済指標の情報をMT4に取り込み、その時間の前後にEAを停止するというものです。こちらは運用の手間もなく、機会損失も少ないのでメリットが大きいのですが、実装の手間はそれなりに増えるので費用面でデメリットがあります。

スキャルピングのような細かく取引するEAであればあまり取引時間に縛りがないので、思い切ってNY時間を止めてしまうということも出来ますが、スイングトレードのような戦略だと、NY時間は止めるという選択が取りづらいのでその場合は、重要な経済指標だけ止められるような実装が必要になると思います。

現在当社ではいずれの方式でも実績がありますので、これからテーパリングに向けて、ご検討いただければと思います。

GW休暇のおしらせ

本年度は4/29より5/9まで休暇をいただいております。お客様各位におかれましては納品までお時間を頂戴し、申し訳ありませんがご了承ください。

緊急の不具合修正などについては随時対応しますので、その際はご遠慮なくご連絡下さい。

MT5の主流化

先日最近MT5の依頼が増えてきたというコラムを書きましたが、metatrader4.comでのMT4でのダウンロードができなくなっています。こちらのダウンロードサイトからMT4をダウンロードしたとしても、実際にはMT5がダウンロードされます。これにより今後MT5の主流化がより進むと思われます。

またこういった事情から今後MetaQuotes社による積極的な更新も期待できないため、新たな機能追加などは行われない可能性が高いので、既存のインジケーターを利用しないようなEAやカスタムインジケーターについては基本的にはMT5での開発が望ましいと思います。

これらの流れから当方においてもMT5の開発環境を強化し、コストダウンができるような取り組みを進めてきました。これまでMT4に比べて開発コストが高いことから若干割増工賃を頂いておりましたが今後はMT4と同レベルの価格提示が可能になりました。またMT4のEA、インジケーターをMT5へ対応するようなことも可能になりました。

コラムを書いている時点で米国金利が高騰しており、ドル円も高値圏にありますが、今後の金利やテーパリングの状況によってはFXや仮想通貨の相場においてもかなりボラティリティが大きくなり、取引のチャンスが増えるかと思いますので、ぜひMT5での開発もご検討いただければ幸いです。

MT4とMT5には互換性がありません

最近徐々にMT5のインジケーターやEAのご依頼をいただくことが増えてきました。その際によくご確認いただくのは、MT4で利用していたインジケーターやEAはMT5で使えるか?ということです。

結論から申しますとMT4で利用していたインジケーターや、EAはMT5で利用することはできません。なのでMT5用として改めて開発する必要があります。

またMT5がなかなか普及していない原因の一つとしてこの互換性のなさに加えて、MT5のインジケーターやEAはMT4と比較して開発の手間が多いです。それが開発者に敬遠される原因にもなっており、なかなか普及が進んでいない現状があります。

MT5を利用するとMT4にない3分足などのチャートを利用した取引ができるのでそういった点は便利なのですが、その他ではまだあまり優位性がないので選ばれづらくなっているのかなと思います。

今後、急にMT4がなくなるということはすぐには考えづらいので、基本的にはブローカーがサポートする限りMT4を利用しておくのがしばらくはベターな利用法となりそうです。またご心配でしたらご利用予定のブローカーにMT4のサポート終了などの情報を確認するのが良いかと存じます。

なお、MT5向けの開発も扱っておりますので、ご希望の方はお見積り依頼やお問い合わせフォームからご連絡ください。

リペイントするインジケーター

EAを開発する際に最もご依頼いただくのが、インジケーターのサインに基づいて取引を行うという依頼です。その際に、たまにリペイントするインジケーターに遭遇することがあります。

リペイントとは

リペイントというのは文字通り、インジケーターの描画がリペイント(再描画)されることです。要するに今見たサインが、10分後には消えていたり、移動しているという状態です。これがよく起こるのはマルチタイムフレーム(MTF)系のインジケーターです。例えば5分足をメインの表示足、MTFで1時間足を利用している場合に、5分足が確定してサインが出たとしても1時間足から見ると時間的には足の12分の1が経過した状態なので、残りの55分の間にサインの状態が変わることは多いに起こりえます。

リペイントを見てみる

MT4に標準で搭載されているインジケーターにZigZag というインジケーターがあります。これは高値、安値にポイントを設けて、それを線で結ぶインジケーターです。それが文字通りジグザグに表示されます。

こちらのチャートを御覧ください。現在下値を形成している途中です。

更に下落が進むと、ZaiZagの下の点が移動しました。

このように価格の変動に伴い描画が変わるというインジケーターは非常に多くあります。

リペイントは悪か?

このように描画が変わるとインジケーターとしては後出しジャンケンというような描画となるので、あとから見ると相場の下落、上昇を的確に捉えてるような表示をするインジケーターを作ることは非常に容易になります。よくあるのは情報商材などでこの特性を利用して、あたかも優秀な売買サインを出すようなインジケーターに見せかける事例は非常に多くあります。

必ずしもすべてのリペイントするインジケーターがそういった悪意を持った実装をされているわけではありませんが、それなりに注意して利用する必要があります。

リペイントを見分ける方法

リペイントするインジケーターを見分けるには、チャートを2つ開き、まず1つのチャートにインジケーターを配置して、数時間程度放置します。その後、もう1つのチャートにチャートに同じインジケーターを同じパラメーターで配置します。

そして、2つのチャートを見比べてみて、サインの位置がずれていればそのインジケーターはリペイントしているということが確認できます。

最後に

EA、インジケーター開発のご依頼を頂いた際には、当方にて検証を行いリペイントするものの際は基本的にご連絡するようにしているので、不安やよくわからない場合はご連絡いただければ幸いです。

なぜ売買ルールを反転しても売買結果が反転しないのか

まずこちらのグラフを御覧ください。

このグラフは1分足で、判定した分が偶数ならば買い、奇数ならば売りというロジックでバックテストを行ったものです。例えば10時2分なら買い、10時3分なら売りという具合です。

結果としては1754円の赤字となりました。

よくお客様がバックテストの結果がこのように芳しくなかったときに、売買ルールを反転してほしいと言われることがあります。このときのよく当方はそれは意味がないことだというコメントをします。結果としては下記のようなグラフになります。

売買ルールを反転したのだから、結果は右肩上がりになるはずだと思われる方もいらっしゃるかもしれません。では、なぜそうならないかというと、FXにはスプレッドがあるからです。スプレッドというのは御存知の通り、買値と売値のマージンです。これがあるがゆえに、FXの事実の一つとして買った瞬間、売った瞬間は確実に損失が出ています。つまりこの事実があるがゆえに売買ルール反転したとしても結果がそのまま反転することはありません。スプレッドがどんなに狭かろうと、スプレッドがある以上、FXは損失から始まります。

意外とこの事実を認識しないまま取引をされていない方は驚くほど多いです。ロジックを検討する際や損益計算をする際に是非心に留めておいてほしいものです。

ストップロスが入らないときは

当方が納品するEAは標準でストップロスやリミットを設定可能なのですが、時折お客様に問い合わせを受けるのが、ストップロスやリミットが設定されないというケースです。その場合多くの場合、最低取引pipsに違反しています。

最低取引pipsとは

MT4で取引可能なブローカーは現在価格と近すぎると指値を入れられません。指値を入れられる最低の価格差を最低取引pipsといいます。またこれはデモ口座と本番口座で異なるブローカーが多く、ブローカーのWEBサイトで確認する際にも注意が必要です。

エラーが出ている場合

バックテストとリアルトレードで確認する箇所が異なります。いずれも OrderSend Error 130 というエラーが出力されます。

バックテスト

バックテストの場合、バックテスト時の操作履歴を確認してください。

リアルトレード

リアルトレードの場合は、ターミナルのExpertタブを確認してください。